2015 年 11 月 17 日

屋根形状で雨漏りは防げる①

家を建てる際には間取りや外観デザイン、設備機器など、決めなければならないことがたくさんありますね。

そんな中で、屋根の形状にもこだわりがあるという方は少ないのではないでしょうか。

しかし、実は屋根形状によっては雨漏りの危険度が高まることもあるのです。

また、屋根の形状にこだわったという人でも外観デザイン重視で選ばれた屋根では、雨仕舞いの悪い家になってしまい、住宅の寿命を縮める恐れがあります。

ですから、屋根を選ぶ際には屋根の形状が雨漏りと関連していることをよく理解しておかなければなりません。

雨の多い日本では、雨水が速やかに流れるように勾配をつけることが重要です。
勾配が緩やかになっていると雨が流れにくいため、日本では4寸前後の勾配をつけるのが一般的です。

最近では外観にこだわって、複数の屋根を組み合わせたデザインも出てきていますが、こうして屋根形状を複雑にする場合にも注意が必要です。

雨水が流れにくくなったり、雨水が溜まってしまう谷ができたりすると、年月の経過とともに雨漏りの原因となってしまいます。

いかがでしたか?
屋根の形状は意外にも、雨漏りと大きく関係しているのですね。

次回の記事では、雨漏りしにくい屋根についてご紹介いたします。