2016 年 10 月 22 日

カラーベスト屋根の耐久性

カラーベスト屋根の耐久性は製品自体の品質にもよりますが、20年ほどです。
耐久期間を過ぎますと、雨天時などに毛細管現象で雨水を吸いやすくなり、塗装された塗膜が傷んで耐久性が落ちます。

その結果、塗膜樹脂が劣化して結合が弱まることで微細なクラック(ひび)が入ったり、素地との付着力が弱まることで塗膜の剥離、浮きが起こります。

塗膜がそのような状態になったカラーベスト屋根は、コケやヒビ、反り、雨漏りが起きやすい状態となります。

また、塗装自体の褪色やチョーキング(粉吹き)などに至る可能性があり、外観にも悪影響が現れます。

このほかにも塗装された塗膜が傷んで耐久性が落ちる要因として、雨などで濡れた状態から乾燥し、再び濡れることの繰り返しであったり、太陽光からの紫外線や熱、酸性雨などが挙げられます。
特に、酸化チタンを含む塗料を使用している場合、太陽光による劣化が顕著です。

カラーベスト屋根の耐久性を左右する要因は数多くあり、塗装だけが影響するわけではありませんが、塗装品質や塗膜の状態に注意を払うことが重要です。