2016 年 03 月 04 日

ガルバリウム鋼板のデメリット

ガルバリウム鋼板は錆びにくい材料だと言われているのですが、雨で濡れない軒下などの部分が錆びてしまう事も有り、メンテナンスをする必要があります。

ただ、錆と言っても金属特有の赤錆ではなく、ガルバリウム銅板の錆は白錆と呼ばれているもので、赤錆とは違い材料に影響を与えるものではなく、表面的な錆になります。

しかし、白錆が生じる事でメンテナンスをする必要がありますし、施工を行う時には追加の対策も必要なので、工費が高くなると言ったデメリットが在ります。

追加の対策の一つに、ガルバリウム銅板は熱の伝導率が高い事が挙げられます。

トタン屋根と言うのは、従来の日本の家に利用されてきたものですが、真夏の屋根の上の温度は80度を超えるとも言われています。

一般的な屋根の場合は熱の伝導率が低いため、屋根の表面温度が高くても室内への影響は少ないと言った特徴が在ります。

一方、ガリバリウム銅板は熱の伝導率が高いため、夏場の暑い時期などでは室内に熱を伝えてしまうことからも、ガルバリウム鋼板だけでは断熱性がないので、断熱材を入れるなどの追加の対策も必要なのです。