2016 年 10 月 12 日

スレート屋根で起きる劣化の症状って?

住宅の中で一番劣化し易い場所はどこでしょうか。
実は屋根が一番劣化し易いのです。
日本の気候は、夏は暑くて湿度が高く、冬は寒くて湿度が低いのが特徴ですが、気温差も年間で40度以上ある所も決して珍しくありません。

そうすると、外の空気に触れている外壁や屋根が真っ先にダメージを受けることになります。
外壁よりも屋根の方が劣化し易い理由は、一番高い所にあるからという理由です。
例えば、日光が当たるときですが、晴れている場合でも外壁は北側はほとんど日光は当たりませんし、南側であっても隣に住宅がある場合や、背の高い樹木がある場合には太陽が当たらない時間があります。

ですが、屋根はよほど高い障害物でもない限り日光が直接あたってしまうのです。
航空写真を見ればいかに屋根のダメージが大きくなるかがわかるでしょう。

最近の住宅の屋根材はスレートを利用している場合が多いです。
スレート屋根を利用している場合、どのような劣化症状が起こるでしょうか。

まず、塗膜の褪色や剥離、板金等の劣化や不具合などが生じます。
また、湿気の多い季節では、早い段階でさびなどが出ます。
紫外線やあま風にさらされるためです。