2016 年 10 月 04 日

スレート屋根の種類って?〜天然スレート、石綿スレート〜

戦後の日本の住宅はさまざまな点で進化を遂げています。
見た目で進化している部分と言えば外壁です。
その中でも、屋根に関して言えば、屋根材の種類が多くなってきました。
かつては、屋根材と言えば茅葺きや板、そしてある程度しっかりした江戸の町では屋根瓦が用いられていました。
屋根瓦のメリットは雨をしのいでくれる所や、頑丈という特徴から、何十年も交換しなくても劣化することはないというメリットがございます。
しっかりメンテナンスをしていれば、30年は取り替える必要はなくなるのです。

ただ、瓦自体は一つ一つが重たいため、地震が発生したときに、重量により、上からの圧力に住宅が絶えられなくなり、そのまま下に押しつぶされて住人の命を奪ってしまうと言うこともよくありました。

そこで、平成に入ってからよく使われるようになったのはスレートです。
スレートは、屋根瓦よりも軽量な板を敷いています。
混合される素材によって4つに分けられるのが特徴です。
天然石を使用した高級品で、味のあるデザインのものもあり、
これが天然スレートと言われる物になります。
また、セメントとアスベストを混ぜて作るスレートもありました。
ただ、アスベストの問題のため近年は使用されておりません。