2016 年 10 月 14 日

タスペーサーとは

住宅の屋根はある程度強度がなければなりません。
なぜなら屋根は住宅の中でも一番紫外線を強烈に受ける場所だからです。
また冬の時期になればたくさんの雨が降りますし、台風が多いシーズンに強い雨が降ることもあります。
冬は日本海側を中心に大雪が降ります。
これらはすべて自然的に発生する物ですが、いずれも住宅の屋根が防いでいます。
これらのことからわかる通り、屋根は頑丈でなければならないのです。
逆に言えば、屋根が頑丈であれば、そこに住む人も平穏に暮すことが出来るようになります。

では、現代の住宅の屋根はどのような工夫をして頑丈な作りにしているのでしょうか。
屋根の素材の多くはスレートが用いられています。
スレート自体は、頑丈に出来ているだけでなく、軽量のため、雪が積もったり大きな地震が来ても住宅が押しつぶされにくいのです。
スレートの働きをより効率的にするために、タスペーサーというものを入れています。
タスペーサーは、縁切り作業を効率的にする働きがあり、
タスペーサーを入れる時は、下塗りの後に手で挿入するのです。
これにより作業時間を大幅に短縮します。
一般住宅の屋根には1000個前後のタスペーサーが必要になります。