2016 年 07 月 28 日

ベランダ屋根に適した素材は?

ベランダやテラスの屋根は、一般住宅の屋根材とは違ったものが良いとされています。

構造上、あまり重い素材は使用できませんし、ある程度は光を通さなければベランダ部分は常に暗くなってしまうからです。

この為、以前はある程度光を通して軽い素材という事で塩化ビニールが多く使われていました。

波型の白っぽい屋根と言えば、御馴染で誰もが見た事があるかと思います。

しかし塩化ビニールは熱に弱く、夏場などは高温で変形する事もありました。

また、衝撃にも弱く、ところどころに穴があく例も見受けられました。

その後はアクリルといった素材もよく使われていましたが、アクリルも塩化ビニールと同様に熱に強いとは言えず、何より耐久性に乏しいと言うデメリットがありました。

3年もすると変色、変形が多く見られ、見た目が良くない為、交換を余儀なくされるのです。

これに代わって、最近では主流となっている素材がポリカーボネートです。

ポリカーボネートは耐衝撃性と耐熱性に優れ、アクリルと比べて20倍の耐衝撃性があると言われています。

紫外線もほぼカットできるため、現在のエクステリア商品のほとんどがポリカーボネートです。