2016 年 08 月 27 日

寄棟屋根のメリットとデメリット

自宅の屋根の形をじっくりとご覧になられたことはありますか?

最近の屋根の多くは、寄棟屋根と呼ばれる屋根の面が4つあり、4方向へ傾斜が分かれている屋根を導入されています。

屋根面を寄せて棟が切妻屋根よりも短くなっていることが寄棟屋根の特徴となっていて、大棟だけの構造では出来ていません。
4面を合わせている性質上の下り棟と言われている大棟から下っていく棟が4つ存在しているところが、切妻屋根との違いとなっています。

周囲の家の日照権を確保しやすいところがあり、屋根一つ一つの面積が小さいところが建物への負担の少なさがあります。

しかし、デメリットの部分もあり、大規模な太陽電池モジュールを設置できないという点が上げられます。

大棟と下り棟の取合い部分であるかき合いは、Y字型の合わせになっています。
デザイン性としてはスタイリッシュで人気がありますが、この部分は雨漏りが発生しやすいところになります。

棟板金の加工に手間がかかることもあり、切妻屋根よりもメンテナンス費用が高額になるケースがあることを理解しておく必要があるでしょう。