2010 年 04 月 19 日
屋根 葺き替え工事 熱シャット工法
今日は伊丹市のM様邸に屋根葺き替え工事に行きました。
築年数30年の木造平屋建で立派なお宅でした。
屋根の面積は100㎡超で切妻4.5寸勾配です。
震災後に一度、日本瓦からスレート瓦(カラーベスト)へ葺き替えたらしいのですが、
野地板の調整不足で屋根自体が大きくたわんでしまっていて、外観的にもあまり好ましくありませんでした。
今回はお客様の要望で家の中の温度が気になっているみたいだったので、
熱シャット工法を採用する事をおすすめしました。
この熱シャット工法は既存屋根の上より(カバー工法)新たに、通気層と遮熱シート、換気棟を
組合わせて小屋裏の温度を10度前後下げる事が出来る施工方です。
既存屋根(カラーベスト)の施工時に野地板の水平調整があまり出来ていなかったので、
今回は出来るだけ下地木材の段階から気をつかって屋根面がフラットになる様にしました。
タルキ下地を水平に施工した後、遮熱シートを敷き詰めます。
この熱シャット工法は軒先から空気の通り道が出来、さらに換気棟を
取り付ける事により、屋根裏まで空気の流れが出来る仕組みになっています。
換気棟を取り付ける位置に野地板にも開口します。
今回は小屋裏の面積を考慮して2台の換気棟を取り付ける事にしました。
屋根下地材(防水紙)を施工して今日の工程は終了です。
が、・・・明日からなんだか雨?の予報なので・・・
念の為、防水シートを屋根全体にかぶせて帰ってきました。
本体工事の前に、各所板金工事がたくさんあるので、
屋根材の搬入は明後日に予定しています。
明日、少しくらいの雨でも板金工事を着工しようと思っているんですが、
天気予報はやっぱり雨、雨、雨みたいです・・(泣)