2015 年 12 月 21 日

屋根の形とその特徴

屋根の形とその特徴について、簡単にお話しようと思います。

切妻屋根は、一般的な三角の屋根で雨漏りが少なく、
メンテナンス費用が安いのが特徴です。

豪雪地帯では屋根の上の雪おろしが容易なため、
多くの家で採用されています。

シンプルなデザインなので、モダンな住宅にもよく似合います。

寄棟屋根は、4方向に屋根面が分かれており、
一部雨漏りしやすい部分があります。

日本では寄棟屋根は切妻屋根の次に多く用いられています。

特に、東日本の屋根に多いのが特徴的です。

すべての壁に軒あるので、壁に雨が当たりにくいのが特徴です。

入母屋屋根は、上部切妻と下部寄棟が混在した屋根で、
壁から雨漏りした場合のメンテナンス費用は
高額になる傾向があります。

日本では古来より格式の高い建物に用いられるケースが多いようです。

現代に遺る埴輪の中にも、入母屋屋根のものがあるようです。

片流れ屋根は、切妻屋根を棟に沿って半分に切ったような屋根です。

モダンな印象のデザインで、最近の流行りのようです。

片流れの上部は軒がないので、
壁に雨が当たりやすいというデメリットもあります。