2016 年 03 月 22 日

屋根の形の種類〜片流れ屋根、方形屋根〜

屋根は外観デザインに与える影響が大きいため、好みのデザインで選ぶ人も少なくありません。
しかし、屋根には建物を雨風から守り、室内に雨を侵入させないという大きな役割があるので、見た目やデザインだけで選ぶのではなく、それぞれの特徴をよく理解した上で、適した種類を選ぶのがよろしいでしょう。

片流れ屋根は、一方にだけ傾斜したデザインです。
見た目がお洒落でモダンな印象を演出できること、造りが単純であるためコストがかからないこと、等の理由で人気があります。
小さい家でもデザイン性に優れた印象を与えることができ、特に都心や若者に人気があります。
また、ほぼ1枚屋根の造りですので雨漏りが少ないこともメリットです。
ただ、片流れ屋根は下がっている方に雨水が集中してしまうため、雨樋の定期的なメンテナンスが不可欠になってきます。

方形屋根は一つの頂点から同じ角度で四方向に傾斜しているデザインです。
三角形を4枚重ねた形、ピラミッドのような形、と言えば分かりやすいでしょう。
4面が合わさっている構造上、耐久性に優れていますが、合わさった部分に雨漏りが起きやすいという弱点があります。