2016 年 07 月 02 日

屋根の形状ってたくさんあるのです ~その2~

今回は前回に引き続き、屋根の形状について紹介させていただきます。

入母屋屋根というものもあります。
昔から日本にある伝統的な形で、圧倒的に瓦作りの屋根に多いのです。まれにスレート屋根でもこの形が用いられますが、和風住宅にはピッタリです。
屋根裏の通気性や断熱性が高く、4面で構成されているので耐久性も高いです。また、重厚感もあります。
修理を行う際には、取り合いが多いので高い技術が必要になり費用が高くなることが多いです。

マンションや高層ビルなどで多く用いられるのが、陸屋根です。
水平な形で、屋上がある屋根です。木造住宅で使用されることはほとんどなく、鉄造コンクリート住宅で使われる屋根になります。
屋上スペースを有効に使うことができるので、屋上菜園や屋上テラスを希望する方にはおすすめです。
しかし、雨漏りの可能性が高く、太陽光パネルを採用する場合には傾きが必要になります。

他にも、方形屋根・はかま腰屋根・しころ屋根・招き屋根・越屋根・バタフライ屋根・のこぎり屋根などがあります。
それぞれに、良い点・悪い点があるのでどのような屋根にしたいのか、考えることが必要です。
また、修理を行う際に自分の家の屋根の種類や形を理解しておくことで修理が円滑に進むことでしょう。