2015 年 11 月 19 日

屋根形状で雨漏りは防げる②

前回の記事では、屋根形状と雨漏りの関係性についてご紹介いたしましたが、今回は雨漏りになりにくい屋根形状についてご紹介します。

答えはズバリ、「単純な屋根」です。

単純な形状の屋根であれば、雨水が屋根の一部にたまってしまうことなく、スムーズに雨どいに流れていきます。

施工に問題がなく、屋根材の破損が無ければ、雨漏りの危険はまず無いと言えるでしょう。

一方で前回の記事でもお伝えしましたが、複数の屋根を組み合わせると、山や谷がいくつもできてしまうこともあります。
谷に雨水が溜まることは建物にとって決して良いことではないため、危険箇所が無いかチェックしなければなりません。

複雑な屋根形状にすると必ず雨漏りしてしまうということではありません。

しかしそのような屋根は施工が難しく、定期的なメンテナンスは欠かさず行う必要があるでしょう。

また、屋根勾配も雨漏りと関係があります。
あまり緩やかな勾配であると、雨水が速やかに流れないので危険です。

一般的な屋根勾配は、3〜6寸くらいが多いようですが、屋根材の種類や屋根面積、積雪地帯では積雪量などによっても、適切な勾配は違ってきます。

いかがでしたか?
家を建てる際には屋根形状をデザインだけで選ばないようにして、
雨漏りを遠ざけましょう。