2016 年 03 月 28 日

急勾配の屋根のメリット

住宅の屋根にはいろいろな形がありますが、屋根といって最初に思いつくのは「三角屋根」だと思います。

これは、単なるデザインではありません。

屋根に角度をつけることに、きちんとした理由があるのです。

ここでは急勾配の屋根について、そのメリットを紹介します。

まず、急勾配の特徴としては、角度が急なだけ、物が転がり落ちる速度が速くなります。

よって、雨が早く流れ落ちます。

つまり、隙間などに水が溜まることがないので、雨漏りの心配がなくなるということです。

同様に北国の冬においては、雪が積もりにくいというメリットもあります。

基本的にどんな物体であれ、長い時間とどまっていると、接触している面には、なんらかの負担や腐食が起きるのです。

急勾配によって物が留まらない、というのはイコール「耐久性が高い」ということにつながるのです。

その他にも、屋根に上がってしまうことがある、ボールや凧、鳥の巣やネコ、ドロボウなどさまざまなモノを防ぐ働きがあります。

このように、屋根の勾配を急にすることによって、さまざまなメリットがあるのです。