2016 年 05 月 21 日

方形屋根の特徴

皆さんは方形屋根というものをご存知でしょうか?

名前だけ言われても分からないと思いますので簡単に言いますと、方形屋根とは頂点から四方に同じ勾配で延びた屋根のことです。

お寺のお堂などに良く見られる屋根の形体です。

その方形屋根にはいったいどんな特徴があるのでしょうか?

今回はそれについてお話させていただきます。

方形屋根はどの面からも日差しがあり洗濯物が干せる利点があります。

全ての面に勾配屋根がついているので、風の耐久性が高いのが特徴です。

一方、壁面積が減るので上部に窓を取り付けることはできません。

方形屋根は平面プランが正方形の時に造りやすい形です。

全ての方向から屋根を一定の勾配で上げていくと、自然に方形屋根となります。

方形屋根は他の屋根と比べるとシンボルとしての要素が強く出ます。

日本の住宅地はほとんどが同じ形の屋根をしていて変化がありません。

そこに、方形屋根が一つあると目立ち、町のランドマークとしての意味合いを持たせることができます。

個性的な家を望んでいる場合は、屋根にデザイン性を持たせることが効果的です。

方形屋根はデザイン性が高いので、個性的な住宅を造る場合に適していると言えるでしょう。

自然に平面が正方形の場合を除くと、方形屋根を造る場合は平面プランが正方形になるように住宅全体のプランを考える必要があります。

一度、方形屋根をご検討してみてはいかがでしょうか?