2016 年 05 月 25 日

軒天の広さの影響とは?

住宅を新築すると玄関や窓上などに庇(軒天)をつける場合が多いです。

この庇(軒天)は窓を開けているとき雨が降ってきた場合に室内に振り込まないように、また夏場の強い日差しを遮る役目があります。

かといってこの軒天を広く取れば良いというものではありません。

広いと日陰の面積が大きいので、温かい日差しのほしい冬場などに不自由します。

しかし、あまりにも狭すぎて夏場の日差しの強い時期に紫外線の強い日が当たると外壁の寿命が短くなるという欠点も出てきますし、雨掛かりが強く広くなるので軒天の役目をなさなくなります。

このように軒天一つでも建物にいろいろな影響が出てきます。

大きく広く取る場合は玄関のように先端に柱を取ればよいですが、そうでない場合は軒先が下がらないように構造材や下地材を大きく強くします。

しかし、広くするほど費用が多くかかりますので、その様な事も頭に入れておきましょう。

また和風の住宅と洋風の住宅でもデザイン的なことから、軒天の出や材質なども考慮する必要があります。

軒天を取り付けるべきかまた広さや長さはどうするか、色々迷ったらご相談ください。