2016 年 07 月 20 日

遮熱と断熱の違いってなに?

近年、地球温暖化問題が多く取り上げられており世界各地で異常気象が起きています。
この異常気象に対応するための対策が必要になります。
そのために屋根に遮熱材や断熱材を施工することによって、夏場は日射熱の侵入を防止、屋根の火照りを抑えて冷房の効きを良くするとともに、冬場は暖房の熱を逃げにくくして、暖かいお家を保つことが可能です。

では、この遮熱と断熱の違いはなんなのでしょう。
この2つを混同している方もきっと多いと思います。

遮熱とは、赤外線を反射させる機能をもつ素材などで、太陽による日射を吸収しないようにすることです。
そのため、遮熱効果のみの場合冬であっても太陽光を反射してしまい、せっかくの太陽光を取り込むことができず、冬場室内は寒くなってしまいます。
ですから、遮熱の効果は夏場のみです。

一方の断熱とは、伝導・対流・放射によって熱移動を防ぐことを言います。
断熱は季節を問わず、屋内と屋外の気温差による熱移動を防ぐために屋根や壁、天井に断熱材を用います。
このように断熱の効果は、夏場だけ活躍する遮熱とは異なり、一年中大活躍なのです。

遮熱と断熱の効果をどちらも有効に使うことで、夏は涼しく冬は暖かい、理想の家を実現することができます。是非、これらの導入を考えてみてくださいね。