2016 年 09 月 10 日

雨樋の素材について〜ガルバニウム鋼板編〜

一般的な日本の住宅の屋根に付けられているものの一つに雨樋があります。
雨樋は屋根に降りそそいだ雨を流して排水管にまとめて流す役割を担っています。

このように屋根の下の方に雨樋が付いているのは、雨を集めるためにありますが、雨を集めないとそのまま地面に水が流れていきます。
もし、雨水がそのまま地面に落ちていくと、その雨水が跳ね返り、外壁の下の方が、土台を濡らして、それが何度も続くとやがて木の部分が腐ってしまうという問題があるのです。

雨樋の歴史は意外と古く今から1300年近く前に遡ることになります。
当時は今とは違い、雨水を集めて、それを飲料水などにしていました。

当時の雨樋は木製のものか竹などでしたが、現代の雨樋は錆びにくく軽い金属を利用していることが多くなっています。

この金属をガルバニウム銅板といい、とにかく軽いのです。
屋根の負担が少なくなると言うメリットがあります。

しかも、工場で量産することが出来るため比較的手に入れやすいのです。
ガルバニウム鋼板は、金属製の雨樋の中ではもっとも普及しています。

欠点としては割と高価で、塩化ビニールに比べると高価になることです。