2016 年 09 月 08 日

雨樋の素材について〜塩化ビニール樹脂編〜

住宅の目立たないところに雨樋があります。
雨樋はベランダに出て上を向くとその背中を確認することができるのです。

雨樋が活躍する場面は、雨が降ったり雪が降ってその雪が溶け出すと、雨樋が活躍し始めます。
雨樋は、雨を貯めてそのまま排水溝に流すため、屋根に降った雨は地面に落ちることなく雨樋が受け止めて排水管を通じて地下に流してくれるのです。

このように、雨が降ったり雪が降ると活躍する雨樋は、地味な存在でありながら、とても重要な役割を果たしていますが、その反面、枯れ葉には弱いという一面もあります。

秋になると木々の葉っぱが落ち、枯れ葉として地上に降りてきますが、雨樋のそばに広葉樹がある場合には、雨樋が枯れ葉で詰まってしまい、本来の役割を果たすことが出来なくなる場合もあります。

雨樋にはいくつかの素材の種類があります。

その一つが塩化ビニール樹脂で、最も普及していて、古くから浸透してるものになります。
しかも安価で手に入れやすいというメリットもあります。

ただし、欠点もあり、経年劣化とともに割れやすく、交換のサイクルが早くなります。

また、合成樹脂製雨樋は価格が少し高めになります。