Archive for 7月, 2016

2016 年 07 月 16 日

自社施工のメリット

屋根修理はどこに依頼したらいいの?と悩まれている方も少なくないかもしれませんね。
工事業者には、外注業者と自社施工業者の大きく分けて2つあります。

外注業者は、注文だけを取り付け実際の工事は下請け業者に依頼する業者です。
この場合、工事を行う業者との間に中間マージンが発生するので費用が高くなります。
また、注文をとる業者と工事を行う業者が異なるために、注文がうまく伝わっておらず仕上がりに納得できない、といったケースもあります。

一方、自社施工業者は注文から工事まで一貫して自社で責任をもって行います。
自社ですべて行うので、相談や見積もりの段階から実際に現場にでて工事を行う作業の工程をしっかりと理解している人と初めから話すことができます。
ですから、話が食い違ったりすることもなくイメージ通りの仕上がりになります。

また中間マージンも発生しないので余計な費用がかかることもありませんし、トラブルが起きた時もすぐに対応してもらえます。

ですから、工事を行う際には費用やトラブルのことを考慮し、自社施工業者を選ぶことをおすすめします。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 07 月 14 日

瓦のデメリットとは

現在、屋根材は多くの種類があります。
おすすめは、カラーベストです。

もしかしたら瓦も気になる!という方もおられるかもしれませんね。
瓦は、丈夫で長持ちしあまり定期的なメンテナンスを必要としません。また、断熱性・遮音性に優れており、瓦を用いることで日本家屋らしい高級感を演出すつことが可能です。
しかし、瓦にはデメリットもいくつかあります。

今回は、瓦のデメリットについてふれます。

まず、瓦は他の屋根材と比べて圧倒的に重いです。
そのため、瓦屋根の家は重心が高くなり地震で瓦が落ちたり、最悪の場合には家屋が倒壊したりする恐れがあります。

また、価格が高いことも挙げられます。
瓦を用いると屋根は重くなってしまうので、その重さを支えるために家屋の基礎工事、構造工事をしっかりと行う必要があります。
その分、他の屋根材に比べて工事費が高くなる傾向にあります。

そして、瓦を扱うことのできる職人が不足していることもデメリットです。
瓦を使用した屋根の減少に伴い、職人が減少しています。
そのため、工事期間が延長してしまうことが考えられます。
また、現在行ってくれる職人がいたとしても、葺き替えの時期にその職人さんがいるとも限りません。

このことから、瓦屋根を選ぶ時には、十分に注意が必要です。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 07 月 12 日

屋根の結露対策していますか?

みなさん、なぜ結露が起きてしまうか知っていますか?

結露は、特に冬に多く温度差のあるところに湿った空気があるとできます。
暖房などで暖められた湿った暖気が、天井を抜けて屋根裏に到達します。
しかし、屋根裏は外気の影響を受けて冷えています。
すると、湿った暖気を一気に冷やされ水蒸気になるのです。この水蒸気が結露になります。

そして、この結露は屋根にカビを発生させ家を侵食させる可能性があります。
ですから、結露対策はしっかりと行うべきなのです。

では、結露対策は何をしたらいいのでしょう。

1つは、換気を行うことです。
換気を行うことで、湿った暖気を屋根裏から逃がすことができます。
しかし換気を行うと湿気だけではなく暖気まで逃げてしまうので、せっかくの暖房効率を悪くしてしまう可能性があるので、注意が必要です。

もう1つは、断熱です。
断熱の方法は、天井断熱と屋根断熱の2つの方法があります。
屋根断熱の場合は、暖気が部屋から逃げてしまうためあまりおすすめできません。
一方、天井断熱の場合は、屋根断熱のようにエネルギー効率が悪くなることもありません。
ですから、天井で断熱を行う天井断熱が非常におすすめです。

結露対策を行い、未然に結露の発生を行うことができれば家の劣化を防ぐことが可能です。
是非、積極的に結露対策を行っていきましょう。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 07 月 10 日

乾式工法と湿式工法の違い

建物などを建設する方法は水を使用するかしないかによって
大きく二つの種類に分けることができます。
乾式工法と湿式工法の二つの方法がそれにあたります。

乾式工法とは、水を使わずに工事する方法です。
この乾式工法を屋根に用いる場合、桟木によって瓦を固定します。
湿式に比べて屋根重量を軽くすることができます。
また、野地との間に隙間ができるので通気性にも優れ結露などによる構造材の劣化を防止することが可能です。

一方、湿式工法は水を使用して工事を行う方法です。
土を水でこねたものや漆喰で瓦を固定するやり方で、野地との密着性良いので耐久性に優れてします。
しかし、土や漆喰などの重みがあるために、地震などが起きると倒壊しやすくる、といったデメリットがあります。

このようなことから、現在では前者の乾式工法が多く用いられます。
また、乾式工法では乾燥される時間がないためにスムーズに作業を行うことができます。
そのため、人件費の節約にも繋がり費用を安く済ませることが可能です。
業者とよく相談して、どちらがいいか決めていきましょう。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 07 月 08 日

雨漏りの起きやすく場所とは

雨漏りって屋根だけで起こると思っていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。
実は、雨漏りは屋根だけで起こるのではありません。
そこで、今回は雨漏りが起こりやすい場所についてご紹介します。

代表的な雨漏りの原因は、やはり屋根です。
一番外側の瓦やスレートが破損したからといって、すぐに雨漏りが起きるわけではありません。その下にある、防水シートの防水機能が働かなくなると雨漏りは発生してしまいます。また、複雑な形の屋根などは接合部に負担がかかりやすく、ゆがみ・ヒビ・隙間が発生しやすくなります。

次に多い原因は、外壁です。
経年劣化やなんらかの原因で外壁が劣化しヒビが入り、雨の日の壁を伝う雨水がそのまま染み込んでしまうのです。

また、窓サッシや換気口でも雨漏りは起きます。
窓は屋内とつながる経路ですから、隙間があればすぐ室内に水が入ってしまいます。
築年数を重ね建て付けが悪くなると窓の重ねに隙間ができたり、窓サッシと壁の間にヒビが入ります。また、換気口は接合剤の劣化により剥がれてしまい、水の進入路になることがあります。

他にも、雨どいやベランダ、天窓などで起きやすいです。
もし雨漏りを見つけたら、放置するのではなくすぐに対処しましょう。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 07 月 06 日

シロアリ対策をしましょう

みなさんのお家の屋根には、シロアリが発生していませんか?
発生していないと思っていても、普段気にかける部分ではないのでもしかしたら発生しているかもしれません。

シロアリが発生すると、地震や台風などの天災の際にシロアリに食べられた部分がもろくなり、建物が倒壊する恐れがあります。阪神大震災の建物の倒壊の多くも、このシロアリによって浸食されていていたことが原因であったと言われています。

シロアリは、暗くて湿気の多い暖かいところが大好きです。
そこに木材があるとシロアリは急激に繁殖してしまいます。

もし、シロアリが発生してしまったらすぐに駆除を行いましょう。
薬剤を使用することで駆除のできるシロアリもいますが、シロアリにも様々な種類があり薬剤だけでは対応できない場合もあります。
また、あまりにも強力な薬剤を使用すると小さなお子様や高齢の方に影響が出てしまいます。
ですから、駆除は専門業者とよく相談した上で行いましょう。

駆除も大切ですが、シロアリが発生しないための予防が大切です。
予防には、風通しを良くすることが有効です。
また、雨漏りなどを放置しているのはもってのほかです。日本の夏はじめじめする気候なので難しいとは思いますが、できるだけ湿気を少なく風通しのよい自宅を心がけましょう。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 07 月 04 日

屋根の部位の名称ご存知ですか?

みなさん、屋根の部位にそれぞれ名称があることをご存知でしょうか?
修理やリフォームの際に屋根の部位の部分を知っておくと、業者との話が早く進むので、仕上がりのイメージもつきやすくなります。
そこで、今回は屋根の各部位の名称について紹介します。

○軒・・・一番下の部分で、外壁から張り出したところ

○袖・・・切妻の横の部分。

○棟、大棟、本棟・・・建物も頂上で地面と水平になっている、切妻などの一番高いところ。

○隅棟・・・寄棟での隅部分の棟。横の面同士が斜めに重なる部分。

○谷・・・二つの屋根の傾斜面の谷折りになっている接合部分。

○軒裏・・・軒の裏側。

○破風板・・・妻部分に取り付ける合掌作りの装飾板。

○鼻隠・・・垂木の先端を横に繋ぐ部分。

○平壁、桁壁、平行壁・・・壁と屋根の境目の地面と平行の部分。
入母屋や一階の屋根などがある場合にあるもの。

○降り壁、流れ壁・・・境目部分の傾斜がついた部分と角度のついた部分との結合部。

このように、一口に屋根といっても屋根の部位は意外にも多くあります。
その多さに驚かれた方も少なくないと思います。

屋根の形状とともに各部の名称を知っておくことで、電話での修理の問い合わせがしやすくなりスムーズに見積もりを行うこともできます。

屋根の各名称について知っておいて損はないと思いますよ。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 07 月 02 日

屋根の形状ってたくさんあるのです ~その2~

今回は前回に引き続き、屋根の形状について紹介させていただきます。

入母屋屋根というものもあります。
昔から日本にある伝統的な形で、圧倒的に瓦作りの屋根に多いのです。まれにスレート屋根でもこの形が用いられますが、和風住宅にはピッタリです。
屋根裏の通気性や断熱性が高く、4面で構成されているので耐久性も高いです。また、重厚感もあります。
修理を行う際には、取り合いが多いので高い技術が必要になり費用が高くなることが多いです。

マンションや高層ビルなどで多く用いられるのが、陸屋根です。
水平な形で、屋上がある屋根です。木造住宅で使用されることはほとんどなく、鉄造コンクリート住宅で使われる屋根になります。
屋上スペースを有効に使うことができるので、屋上菜園や屋上テラスを希望する方にはおすすめです。
しかし、雨漏りの可能性が高く、太陽光パネルを採用する場合には傾きが必要になります。

他にも、方形屋根・はかま腰屋根・しころ屋根・招き屋根・越屋根・バタフライ屋根・のこぎり屋根などがあります。
それぞれに、良い点・悪い点があるのでどのような屋根にしたいのか、考えることが必要です。
また、修理を行う際に自分の家の屋根の種類や形を理解しておくことで修理が円滑に進むことでしょう。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ