Archive for 10月, 2016

2016 年 10 月 06 日

スレート屋根の種類って?〜無石綿スレート、セメント系スレート〜

建物の中で一番太陽光を浴びている部分は屋根です。
人間が海などに行くとき、肩や首周辺を最も日焼けするのと同じで、屋根も上の方が日焼けしやすいという特徴があります。
屋根がダメージを受けやすいとすれば、屋根を強化するしかありません。
そんな中で、かつては屋根瓦を利用して住宅を保護していました。
ですが、屋根瓦の欠点は重量があることです。
重量があると、耐震性に問題が生じてしまいます。

そこで作られたのが石綿スレートです。
石綿スレートは、工場で大量に生産することができるため屋根瓦よりも安くなるだけでなく、重さも屋根瓦よりは軽いのです。

ただ、この石綿スレートは人体に影響を及ぼすことになるという理由で使われなくなりました。
石綿スレートの代わりに出てきたのが、無石綿スレート、セメント系スレートになります。
これらの特徴は、アスベストの代わりにパルプなどを使用しており、
セメントを主成分としたスレートなのです。
無石綿スレートとセメント系スレートの違いは、表面を着色するなどの違いがあります。
これらのように、屋根の素材には様々な種類があるのです。

Posted by 投稿者 utsunomiya Filed under 情報建築ブログ

2016 年 10 月 04 日

スレート屋根の種類って?〜天然スレート、石綿スレート〜

戦後の日本の住宅はさまざまな点で進化を遂げています。
見た目で進化している部分と言えば外壁です。
その中でも、屋根に関して言えば、屋根材の種類が多くなってきました。
かつては、屋根材と言えば茅葺きや板、そしてある程度しっかりした江戸の町では屋根瓦が用いられていました。
屋根瓦のメリットは雨をしのいでくれる所や、頑丈という特徴から、何十年も交換しなくても劣化することはないというメリットがございます。
しっかりメンテナンスをしていれば、30年は取り替える必要はなくなるのです。

ただ、瓦自体は一つ一つが重たいため、地震が発生したときに、重量により、上からの圧力に住宅が絶えられなくなり、そのまま下に押しつぶされて住人の命を奪ってしまうと言うこともよくありました。

そこで、平成に入ってからよく使われるようになったのはスレートです。
スレートは、屋根瓦よりも軽量な板を敷いています。
混合される素材によって4つに分けられるのが特徴です。
天然石を使用した高級品で、味のあるデザインのものもあり、
これが天然スレートと言われる物になります。
また、セメントとアスベストを混ぜて作るスレートもありました。
ただ、アスベストの問題のため近年は使用されておりません。

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2016 年 10 月 02 日

ガルバリウム鋼板の特徴とは

住宅の屋根には、さまざまな素材があります。
屋根自体は住宅の中で一番ダメージが大きい部分で、太陽の直射日光を浴びているので、特に劣化のスピードが早いです。
そういった背景もあって、住宅の屋根の素材も年々頑丈な物が出来てきており、最近は特に素晴らしい素材のものが出てきています。
その内の1つがガルバリウム鋼板です。

ガルバリウム鋼板の特徴は、長期的な耐久性に優れている点です。
亜鉛鉄板の3〜6倍の寿命が期待できます。
期待できるという言い方をしたのは、実際にそれだけの期間試したわけではなく、今までの前例から考えるとそれくらいの期間長持ちするのではないかと言われているからです。

もう一つのガルバリウム鋼板の特徴としては、熱の反射性に優れていることです。
熱を反射することで、建物に熱が伝わりにくくなります。
熱が伝わりにくくなった結果、建物の上の階が暑くなりにくくなるのです。
今までの住宅であれば、最上階が一番暑くなるというのが普通でしたが、ガルバリウム鋼板の住宅は最上階が暑くなりにくいので、最上階に寝室がある場合でも寝やすいというメリットがございます。

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